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ヨーガとインドとあれこれ
by hng-yoga


サット・サンガ

のろのろしていたら、もう7月に突入していました。
遅くなりましたが去る6月22日の日曜日、
穂高でのセミナーを終えられた相方先生をお迎えして、
サット・サンガの時を持ちました。
そのレポートをお届けしたいと思います。

サット・サンガとは聞き慣れない言葉ですが、
ヨーガの同士の交わり、つまり心の交流会とでも申しましょうか、
ヨーガを志す人達の集いの事です。

穂高で日本語での講義にも磨きがかかった相方先生のレクチャーは、
参加しただけで賢くなったような、とても聡明なお話でした。

以下、某一流企業開発部に所属の男性からのレポートです。
少し長いですが、非常に正確に内容を捉えていらっしゃる、
とても興味深いレポートです。

•一見、リラックスしたお話に見えながらも、その内容とキーワードはまさに、洗練され的確であり、論理が感じられました。2時間強の時間の中で、内容の理解は当然無理ですが、その枠組みの確かさと、論理性から、YOGAにたいする納得性が得られました。
•YOGAとは、実践的で、極めて論理性の高いものであることが理解されました。これは、おそらく一般的にもっているであろうイメージを覆すものであると思われました。これは、今後の日本のビジネスシーンにおいて極めて重要と思われました。

•サット・サンガ全般に関する感想
まず、ヴェーダに関する説明が、インド人を理解するキーワードであることが理解できた。商売がうまく数学ソフトウェアーに代表される抽象化表現に通じ、しかも、精神性が高い。したたかで奥が深いインド人の精神構造を形成するルーツに感じられました。ヴェーダをカルマ・タンダ?を運という実利とウパニシャドという哲学の二面で説明されたのは新鮮で相方先生のインド人感を表しているようで納得でした。
次にバラモン文化と反バラモンの視点が直観的に、我々の仏教につながる流れとして興味深いものです。

サマディというおそらく抽象的説明困難な根幹的概念を、実に明確に説明されていたのには驚きました。睡眠は反射である!実にインパクトのある説明でした。手法論として、意図的に熟睡状態を作るという説明は実にわかりやすいものでうす。自分の体験として、睡眠の障害から始まった精神の不調を経験したものとしてはまさに、これだ!という感じです。そして、サマディだけでは、十分に目的を達せられず、意識下で安定するレベルを実現することが必要という説明は、まさにという納得性です。

さらには、YOGAのめざすところで、「マインドは知識により進展、人的インフラ・ハードウェアーで、構造的に不安定で、エラーと構造疲労を生じやすい」「構造疲労を取り除きエラーを作る要素を減少させる必要」「そのことで、現実をありのままに認識できる」その実践論!!!!この説明は、いったい日本の精神医学者が認識していることでしょうか??この説明を今まで求めていたと思います。この定義の明確さは、多くの人に救いを与えると思います。そして、ヨーガ・スートラのなかで心の結晶化という定義、苦痛と苦悩の具体的3つの定義→納得です。

次は、ハタ・YOGAにおける、サドウーのわかり易い説明と位置づけ。外道との説明は我々がもっている、サドウーにたいする違和感とインド社会における位置づけにより安心をもたらしました。

最重要パートである、YOGAの近代化については、1920年代のナショナリズムの台頭から、現在BRICSと呼ばれる国々の現在の原点的思潮の流れを推測させるもので、なぜYOGAの近代化に立ち上がった人がいたのか、なにかしら実感できるものでした。インドが国際的、経済的に大きなプレゼンス築き上げる今、近代的YOGAを「伝統的YOGA」として定げんだい義づけようとする気持ちは何かしら理解がされるようです。また、Fitness YOGAの流れの創始者の話を聞き、現在の状況がおぼろげながら理解されました。

ここまで、聴いてかなり違和感を感じたのは「伝統的YOGA」という説明が実態とかなりかけ離れているのではということでした。ハタYOGAという具体的手法論および実践性、バラモンというカーストの社会的束縛を超えようとした視野(これについては、ここまで相方先生がおっしゃったかは、よく覚えていません)。なにかしら時代の革命的伊吹を感じたのですが。これはFitness YOGAにたいして、現代インドを形作った流れの中では、「伝統的YOGA」かもしれませんが、現代、日本人にたいしてのメッセージとしては正しいのでしょうか?と感じました。

ここまでで、YOGAのイメージがまったく変わりました。極めて、実践的でありながら、哲学的なゴールを目指す枠組みの大きさ。1970年代に、おぼろげながらヒッピーカルチャーの中に、YOGAの哲学性、東洋の神秘趣味がとり入れられていた姿と、オウムのイメージ、および現代のストレッチ体操および、女性のダイエット体操。これらすべてをくつがえすものでした。

相方先生がさりげなく説明されていたことは、まさに、これを聞きたくて来たということがズバリでした。自律神経への影響を随意筋と附随筋による説明。前にNHKでアスリートの限界についての番組において、脳の上のレベルの記憶にアクセスする意識レベルの処理能力では一瞬の反応に追い付けないことから、もっと下部の反射レベルの反応系の脳部位を鍛えることに関する番組をやっていました。YOGAの実践は、この逆で、高速の処理レベルはいらないが、無意識の反射レベルでおこなっている微弱な信号系の扱いを、意識レベルの処理に扱えるものとするものであるということでしょうか。これは、極めて納得性が高いです。したがって、強いストレスレベルでなく、制御システムにおけるもっとも重要な課題、中立ポイントの維持というトレーニングによって実現するということは、極めてロジカルな説明でした。自律神経系はまだ、ブラックボックスであり、下半身にその機能が集中している、呼吸は不随筋であり随意にもコントロールできる境界領域であるからこその、自律神経系へのアプローチの重要ポイントであるとの説明は感激いたしました。今まで、インナーマッスルの強化といわれていましたが、では、腹筋を繰り返せばと思っていました。がんばってやればやるほど、早く達成できるのではないの?といつも懐疑的に思っていたのですが、確かに、不随筋にたいするアプローチは、従来の筋トレでは、おそらく達成できないであろうことは直観的に理解できました。また、脳の思考と、酸素消費、呼吸の関係はなるほどです。

メンタルの強化とは何か?我々、旧世代には、厳しいストレス下の根性育成しかありませんでした。しかしながら、今回の外界ストレスにたいする、内的ソフトウェアーのバージョンUPもしくは、適用能力の向上という説明は、実に新鮮であり、実践的であると思います。この考えに基づくエクササイズはもはや「伝統的YOGA」の範疇を超えているのではないでしょうか。なんの知識もない人間が聞いた感想は以上です。


釈然としない理屈が理解出来ると、
すっきりと爽やかに安心して取り組めます。
これからもますますヨーガを身につけて下さい。
by hng-yoga | 2008-07-02 13:24 | yoga
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